- 今日(ちゅう)人(ちゅ)ぬ一人(ちゅい)、着物(ちん)、着(ち)ち、来(ち)ゅうん
- 目(みい)ん見(み)いん、耳ぬ穴(みい)ん見いん
- うんじゅがむんじゅるどぅかんじゅる
- 屁(ひ)ん、放ゆん、鼻んひゆん
- くゎあしくゎっくゎちくゎっちいさびら
- 初歩(はちあ)っちい、袴、履ち去(は)ちゃん
- 魚(いゆ)、得(い)いゆんでぃ、良(ゆ)う言(ゆ)ん
- 嫁(ゆみ)ぬ犬(いん)、いみいぬ夢(いみ)え、意味ん無えん
- 友(どぅし)ぬ胴(どぅう)、泥(どぅる)どぅく塗(ぬ)いねえ毒(どぅく)どお。
- 足(ひさ)ぬ冷(ふぃい)さぬ、火(ふぃい)ぬさきり
- 風(かじ)ぬかじ、火事なてぃ、かじなゆん
- なあ、汝(なあ)庭(なあ)ぬ茄子(なすび)すびち
- 小庭(くうなあ)ぬ小草(くうくさ)、くうてん、くなあちん、くさみちゅん
- やっちいやつうや、八(やあ)ちやん
- いいくる、なんくる黒(くる)うなゆん
- 黒豚(くるうわあ) 転(くる)ばち、殺(くる)ち
- とぅじぬどぅしぬとぅじぬ年(とぅし)、問(とぅ)うゆん
- ぐな家(やあ)ぬ家ぐなぬやあさ
- んまんじ馬産(んまん)ま
- むっちゃい餅(むうちい)六ち持(む)っち
- 汝(なあ)庭(なあ)や、なあ、ならん
- まあさまあすまあすん
- 汝家(やあやあ)や、やな家(やあ)やん
- やくとぅ汝事(やあくとぅ)やくとぅ、汝(やあ)し
- 爪(ちみ)切(ち)みてぃ、胆(ちむ)ひじ
- 亀(かあみ)かちみてぃ、瓶(かあみ)かみてぃ
- からじ、必(かんな)じ、乾(かあ)らかち
- 歌、歌てぃ、うったてぃ、うたてぃ
- 目屋(みいやあ)ぬ新家(みいやあ)や見物(みいむん)
- んまぬ孫(んまが)あ、馬(んま)あ見(ん)だん
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- 今日、人が一人着物を着て来る
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- 目も見える、耳の穴もみえる
- あなたのむんじゅる笠をぞ被る
- おならもする、くしゃみもする
- お菓子を隠してご馳走になりましょう
- 初歩き、袴履いて行ってしまった
- 魚を貰うと良く言う
- 嫁が犬をせがむ夢は無意味だ
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- 友の体、泥をあんまり塗ると毒だよ
- 足が寒いから、火を差し出せ
- 風の度に火事になって、嫌になる
- もう、あなたの家に茄子を引っぱって
- 小庭の小草を少し踏んでも怒る
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- 兄貴のお灸(跡)は、八つだ
- だいたい自然に黒くなる
- 黒豚頃がして殺して
- 妻の友が妻の年を尋く
- 小さな家の家族のひもじさ
- ここで馬を産もう
- 六人が餅を六つ持って
- あなたの庭はもう、だめだ
- おいしい塩を回す
- 君の家は悪い家だ
- だから、君の事だから君がせよ
- 爪を切って満足して
- 亀を掴えて、瓶を頭に乗せて
- 髪を必ず乾かして
- 歌を歌って、わざと疲れて
- 眼科医の新居は見物だ
- ここの孫は馬は見ない
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