検証2(第二段階)「書ちくとぅば(文章語)」持ちゆうすみ。 あんしいねえ、「書ちくとぅば」にちいてぃ吟味しなあびら。 学校んでえうとおてぃ、言語教育すぬばそお、「書ちくとぅば」あ無らでえならんむんやいびいん。外国人が言語勉強すぬばすん同ぬむんやいびいん。「書ちくとぅば」あ、音とぅしちぬ話しくとぅばから記号(イメージ)んかい換えたるむんやいびいん。音とお、関係ねえらん記号、使らんでえならんとぅか、眼ぬ都合(ちごう)ぬ事ぬ考えらってぃ、「話しくとぅば」とお、次元ぬ別やる言語とぅさあい考えゆるくとぅぬないびいん。 日本各地ぬ方言や、学校教育んでえんじ、習あする事を考えてえ居らんくとぅ、話しくとぅばぬままどぅやい、表記んいいくる表音標記やてぃん済まびいん。表音標記ぬ特徴や、発音ぬ通うい、表記すぬくとぅがる目的やくとぅ、発音ぬ違いねえ、表記ん変わやびいん。人にゆてぃ表記え、変わゆるくとぅんかいないるばすやいびいん。あんそをる表音表記やれえ、「書ちくとぅば」とぅしえ成てえ居いびらん。 今ぬうちなあぐちぬ表記え、イメージ文字ぬ代表格やる漢字使たがやあんでぃ思いねえ、表音表記ぬ象徴やる「ー」記号(合体音んでえ長音表記とぅし使あらっとおん)使たいし、でえじな半端な表音表記とぅなとをるむんやいびいん。 合体音や二ちぬ音節、言いどぅんせえ、二ちぬ意味から成いる語とぅるなとおるむんやしが、一音節さあい、表記そをるたみなかい、語ぬ構成ぬ事お、何んかむやびらん。例れえ、「あちゃー(明日は)」でぃぬ表記やれえ、意味え「あちゃ(名詞)」とぅ「ー(助詞)」から成とをるむんどぅやしが、音節や「あ」とぅ「ちゃー」とぅしか分きらりやびらん。あんすくとぅ、うぬ表記え、意味ぬ通いぬ分きいかたとおなてえ居らんばすやいびいん。 (日本語ぬ)方言んでぃ考いねえ、でえげえや表音主義表記やてぃんかまんしが、独立言語とぅし考えゆるむんどぅんやれえ、意味とぅ音が整合すぬ音節単位ぬ表記(言いどぅんせえ、「あちゃー」やあらな、「あちゃあ」ねえし表記すん)すぬ「書ちくとぅば」確立さんでえないびらん。いいばす、日本語表記や良い例やいびいん。日本語ねえそおる表記やてぃん、いいくる表音表記やいびん。「ー」記号使ゆるばすぬ表音とぅ使あらんばすぬ発音とぅぬ違えみえ、なんずかあ無えやびらん事お、御万人が知りみそおちょをる通いやいびいん。(例「おかあさん」ぬん「おかーさん」ぬん同ぬ発音) 話や変わやびいしが、外来語表記うとおてぃ、カタカナとぅ合体音(長音)記号「ー」使ゆしえ、外来語ぬ単語くるが、意味分きゆる必要ぬねえらん音ぬむるしとぅさあい考えらっとをくとぅどぅやいびいる。 さてぃ、うんじゅお、うちなあぐち復興普及すぬたみねえ、上ぬ説明ねえそおる「書ちくとぅば」ぬ確立ぬ必要やんでぃ思やびいみ。
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検証2(第二段階)「書きことば(文章語)」を持てるかどうか。 では次に、「書きことば」について検証してみましょう。 学校等における言語教育には、「書きことば」の存在は欠かせません。外国人が言語を学ぶ場合も同じです。書きことばは、音である話しことばから記号(イメージ)に転換したもです。音とは関係ない記号を使用するなど、視覚に配慮した「話しことば」とは次元の異なる言語として考えることができます。 日本各地の方言は、学校教育などを想定してないから、話しことばのままであり、表記も主に表音標記で事足ります。表音標記の特徴は、発音の通り表記することが目的であるから、発音が違えばたちまち表記に反映されます。人によって表記はまちまちとなります。この段階では、単なる不安定な表音表記であり、「書きことば」として成立していません。 現在のうちなあぐちの表記は、一方で、イメージ文字の代表格である漢字を使用しているかと思うと、他方では表音表記の象徴とも言うべき「ー」記号(合体音などの長音に使用されている)を使用するなど、半端な表音表記となっています。 合体音は二つの音節、つまり二つの意味から成る語であるにも拘わらず、一音節で表記してしまっているために、語の構成に無頓着です。例えば、「あちゃー(明日は)」の表記では、意味は「あちゃ(名詞)」と「ー(助詞)」から成るにも拘わらず、音節は「あ」と「ちゃー」としか切り離せないから、音と意味の区別がマッチしていません。 方言という位置づけなら、概ね表音主義表記で構いませんが、独立言語として位置づけるなら、意味と音が整合する音節単位の表記(つまり、「あちゃー」でなく「あちゃあ」などと表記する)する「書きことば」を確立する必要があります。その良き前例は日本語表記です。日本語のような表記でも一応、表音表記とされ、実際に「ー」記号を使う場合との表音の差は殆ど無いことは、承知の通りです。(例「おかあさん」も「おかーさん」も同じ発音) 余談ですが、外来語表記でカタカナと合体音(長音)記号「ー」を使うのは、外来語の単語自体が、意味を分解する必要がないひとかたまりの音として借用しているからです。 さて、あなたは、うちなあぐちを復興普及するのに、上で説明したような「書きことば」の確立が必要と思いますが、それとも現状で良いと思いますか。
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「をぅう」 「をぅう うう」 |
「はい」 「いいえ」 |